240320 2月議会が終わりました!

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今回の議会での大きなトピックスは3つ!
❶私が代表質問を行ったこと。
❷会派そうせいと維新から予算修正案を出しましたが反対多数で否決されたこと。
❸私が会派を代表して予算案に賛成の立場から賛成討論を行ったこと。

①について
 以前にブログで書いたように代表質問を行いました。一般質問と違い、市政全般に対して俯瞰的な視点での質問になるべくなるように質問を絞りました。思ったよりも精神的に疲れました!

②について
 外旭川まちづくり関連経費削除の予算修正案を会派そうせいと維新の若松議員が作成して提出しました。賛成したのは、修正案を作成した若松議員、私、藤枝議員の3人でした。

<前提条件として>
・外旭川地区まちづくり事業推進経費を含む当初予算全体に反対ではない
・外旭川地区まちづくり事業推進経費全体に反対ではない(アドバイザリー業務委託費は削除すべきではないと考えている。また、会派には外旭川が地元の藤井議員がいる)

<自分の考え>
・地域未来投資促進法に基づく基本計画について、国からの同意を得たのちに行う経費については「計上すべきではない」と感じています。不確定要素が多い不透明な予算を立てる、こうこういった議会軽視とも取れてしまう行政手続きは良くないと思っていて、しっかりしてほしい、釘を刺す、という意味を込めた修正案でした。議案に対して議論をすべきところがある時は、きちんと糺すべきと考えます。
 地域未来投資促進法を活用することについて、個人としては県の考え方と同じで法の立法趣旨と合わないため、この法律を使った申請には無理があると考えています。
 では、どうするか。その経費を除いた修正案を出し、正式に本市と県が合同で計画を作り国に提出して同意を得たのちに、臨時議会を開いて補正(計上)すればよいと考えます。

<修正案の詳細>
・外旭川地区まちづくり事業推進経費で計上された968.4万円のうち、
(1) マネジメント組織に関する経費56万円(地域未来投資促進法に基づく基本計画について国からの同意を得たのちに、まちづくりに地域の声や各分野に精通した方々の意見を取り入れ、さらなる発展と地域全体への波及効果を生み出すことを目的とした連携協力団体として、(仮称)外旭川地区まちづくり協議会を設立する)の部分とそれに関連する経費(計62.9万円)を削除した修正案を若松議員が作成して提出しました。

<そのほか>
 最初に外旭川地区まちづくり事業推進経費の資料を見た時は、
(3)コンサルティング業務に関する経費424.1万円
も同様に国からの同意を得たのちに行う経費と考えていたので、この部分も削除する予定でしたが、総務委員会審査で当局から、年度初めから動く業務に必要な予算である説明があったため、こちらは修正対象にしませんでした。

<修正案がどうなったか>
 修正案を作った若松議員が提案し、討論の後に採決しましたが、賛成少数で否決されました(賛成は3名、若松議員、私、藤枝議員)。

 すでに決まり動き始めている外旭川地区まちづくり事業について、議員として疑問があった場合に自分の考えや意思を見せる機会は、予算の審査しかありません。
 しかし、外旭川地区まちづくり事業は個別予算として審議できる形ではなく、令和6年度当初予算の中の一つの事業として提出されましたので、修正案を作成する、という形でしか自分たちの考えや意思を見せる場所はありませんでした。
 予算決算委員会という常任委員会は、過去に秋田市議会には無かった委員会です。それまで市から提出された議案は、総務委員会、厚生委員会、教育産業委員会、建設委員会という4つの各常任委員会で審議し、各委員会での賛否はあれど、一部の額を削除したり修正したりする議員からの提案はできませんでした。過去の先輩議員方がそれはおかしいということで議論し、予算決算委員会という常任委員会ができ、修正案を提出することができるようになりました。それなのに、近年では平成31年に1回提出されただけでした。本市当局から提出される議案が修正点の無い非常に優秀なものなのか、議員が疑問に思わなかったのか、そこはわかりませんが、疑問に思ったことを修正するために作られた予算決算委員会があるのですから、おかしいと思ったことはきちんと修正案を出していくべきなのでしょう。

③について
 賛成討論を行ったのは、令和6年度当初予算案全体には賛成であり、各論においては、外旭川地区まちづくり事業推進経費の手続きの一部に疑問があったため糾したく修正案に賛成しましたが、外旭川の事業や予算全体を否定するものではない、という会派の気持ちを理解してもらいたかったためです。