231221 秋田市議会11月定例議会が終わりました。

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 最終日である12月21日の本会議において、条例案が21件、単行案(ある事項について、個別に提出される議案をいい、条例の制定改廃、予算議案以外の議案で、工事契約等の締結や変更契約などが当たります)が18件、人事案が1件、予算案(補正予算)が14件、陳情が4件について、付託された常任委員会で意見が割れたものについては、議案ごとに36人の全議員による賛成か反対かの採決を行いました。

 大森山動物園の高校生以下の入園料有料化に関する議案は、私を含め反対多数で「否決」されました。これにつきましては、秋田市児童動物園だった何十年も前から続く秋田市の崇高な理念(子どものための施設として小中学生は無料化しており、平成26年には穂積市長が高校生も無料化の対象に追加した)を、こんなにも簡単に議論を深めることなしに変えてしまうのは、おかしいし納得できない、という議員が多かったからです。

 秋田朝日放送(AAB)のニュース(クリックするとリンク先に飛びます)

 大森山動物園のあゆみ(クリックするとリンク先に飛びます)、という資料にも子どもたちの健全育成のために全国に先駆けて作ったことや「暗い世相を明るくするような企画、子どもたちに光明を」と行政がかなり大きな事業費を支出したことが書かれており、その崇高な理念が伺えます。

 秋田市の行財政運営が厳しいのは十二分に承知しておりますが、有料化の施設は取捨選択すべきであり、全て一律に公共料金を値上げするものではないと思っています。

 本会議では、本議案に対して反対の立場から討論を行った秋水会という会派の小木田喜美雄議員は、高校生以下の料金は無料のままで、その収入の足りない分を大人料金に少し上乗せしたり、70歳以上を有料化することなどを検討できたのではないか、とお話してくださいました。おっしゃる通りで、運用ルールも含め、もっと議論を深めるべきだったと思いますし、今回の大森山動物園の高校生以下入園料の有料化は、拙速だったと思いました。