全国日台国際交流大会 第11回日台交流サミット「IZA(いざ)鎌倉」参加報告書
1 概要
日時:2025年11月4日(火) 15:00~20:00
会場:鎌倉プリンスホテル バンケットホール「七里ヶ浜」
主催:全国日台国際交流大会(第11回日台交流サミット実行委員会)
参加目的:日台地方自治体間の交流推進、地域外交のあり方の学習、自治体による国際連携の可能性調査。
2 サミットの概要と主な内容
(1)全体概要
本サミットは、台湾と日本の地方議員が年に1度集い交流する場として2015年に金沢市で始まり、今年で11回目。今回初めて関東地方(鎌倉市)で開催され、台湾・日本双方から地方議員・民間団体関係者など300名以上が参加した。過去開催地である高雄市議会・台南市議会からも議長が代表団を率いて出席しました。秋田市からは自分を含め3名の秋田市議会議員が参加しました。
(2)頼清徳総統によるビデオメッセージ
頼総統は以下の点を強調しました。
日本の高市早苗首相(自民党総裁)の就任を祝福。
台湾と日本が 経済・安全保障の強靭性 を共に高めていくことへの期待。
民主主義と自由の価値を守り、インド太平洋地域の平和と繁栄に貢献するパートナーであり続けたい。
台日交流サミットが地方議会や在日台湾人コミュニティの支えにより、台湾の国際参与を後押しする重要なプラットフォームへ成長したことへの謝意。
(3)採択された「神奈川宣言」
サミットの最後に、以下の点を含む共同宣言が採択された。
台湾海峡の平和と安定はインド太平洋安全保障の要であるとの日台双方の一致した認識
国連総会決議2758号の解釈を理由に台湾を国際社会から排除すべきではない
地方議会レベルでの交流強化と、国際社会における台湾の参加拡大を支持
3 秋田市にとっての学び
・地方自治体外交の役割の拡大
台湾では地方政府が積極的に国際交流を進めており、地域価値の創出に直結している。秋田市は台南市との交流協力に関する合意書を締結していますので、市民交流・国際協力・観光連携など多分野で応用可能。
・防災協力の可能性
台湾は地震・豪雨対策で世界的に高いレベルを有し、自治体間の防災連携の可能性がある。防災士資格を持つ立場からも、連携価値は高い。
・国際社会での自治体の存在感
台湾の「国際参与」を応援する形で、地方議会が国際舞台における声を上げる意義が確認された。地域外交は市民交流の促進や都市ブランド形成にも寄与する。
・文化や観光分野での相互補完性
台湾の地方都市と秋田市は、古都・伝統文化・温泉・自然景観など共通点が多く、小規模な交流からでも実質的な成果が期待できる。
4 所感
今回のサミットは、地方議会が国際関係において果たし得る役割の大きさを再確認する機会となりました。台湾と日本は価値観を共有するパートナーであり、地方自治体間の交流が、国全体の関係深化に寄与する構造が明確に示されました。
秋田市は台南市との交流協力に関する合意書を締結したこともあり、今後は教育文化交流、防災連携、民間団体との協働など、地域規模でも始められる取り組みは多いと思います。国際交流は市民の視野を広げ、地域の活力を生むものであり、今後の様々な相互交流の促進に期待しています。





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